





定価(本体価格) | 1,300円+税 |
---|---|
偕成社在庫 | あり |
対象年齢 | 4歳から |
ジャンル | |
サイズ(判型) | 27cm×21cm |
ページ数 | 32ページ |
ISBN | 978-4-03-350240-3 |
NDC | 726 |
発売日 | 2022年10月 |
「真夜中12時ぴったりに、教会の十字架のまえで、鉄のくぎを1本もつかっていない3本足の木のいすにのると、あくまがあらわれる。そのとき、あくまの大好物のけしのみをまきながら逃げると、あくまはけしのみを拾うのにむちゅうになって、追いかけてこない、という話だ。」
おじいちゃんからこんな言いつたえを聞いたぼくは、夜中にこっそり家を抜けだして、教会へむかった。いすにのって、12時の鐘の音を待つと——なんと、本当にあくまがあらわれた! でも、このあくま、なんだかちょっとへんなんだ。「うえーん、まってよぅ、けしのみいっぱい食べたいよぅ」なんて、泣くんだもの。
それでぼくは、あくまにもっといいものをごちそうするために、とっておきの場所へ案内してあげたんだ。
スロバキア在住の作家が、地域につたわる言い伝えから想像を大きくふくらませて創作した、楽しい物語。
村の家並みやこぢんまりとした教会などが丁寧に描きこまれ、中欧の雰囲気がたっぷり味わえます。
ページを開けば、子どもも大人もわくわくする、真夜中の冒険の始まりです。